「大学院で他大学院の入試受けたいけど、スケジュールとかよくわからない…」
そんな方に向けて、外部大学院入試のスケジュールについてまとめたので、参考にしてください。
※筆者は私立大学から旧帝大院の工学研究科に進学した大学院生です
この記事でわかること
- 他大学院試のスケジュール
- 3年夏~4年夏までの過ごし方
- TOEIC準備や研究室訪問のタイミング
ざっくりしたスケジュールを確認しよう

まず、スケジュールの全体像を知りましょう
- 3年生夏:進学先をだいたい決める
- 3年生秋:TOEICなど英語試験の勉強・専門科目の勉強開始
- 3年生冬:TOEIC受験・スコア準備、進学先を決める、研究室訪問(時期を気をつける)
- 4年生春:オープンキャンパス・大学院説明会、研究室訪問、面接対策・小論文対策(もっと早くても良い)、出願
- 4年生夏:入試、合格発表
4年生春に詰め込みすぎな気もしますが、面接対策や小論文対策は、卒研内容について書くことが多いためどうしてもギリギリになりがちです。
ですので、それまでにTOEICなどの英語試験のスコアや専門科目の勉強をしっかり固めていることが
大切になります。
詳細なスケジュール
さて、全体像がざっくりつかめたところで、詳細なスケジュールを確認していきましょう。
3年夏:進学先をだいたい決める
やること
- 進学先を決める
この時期は、私立大学の学生は周りの友達が就活を始めているという方も多いでしょう。
「大学院進学するからのんびりしておこう」とできるのは、内部進学の上位の学生だけです。
あなたが、外部進学を希望しているなら、この時期から進学先を決めておきましょう。
※ただし、決めきれない場合は2,3個までに絞っておくと良いでしょう。
Q. 進学先の決め手は?
これは、人によって様々でしょう。
私自身は、やりたい研究ができる研究室があること、国公立大学院であるかを基準に選びました。
外部進学した友人は進学理由が様々で、好きな教授に勧められた大学院に行く人、キャリアアップのために外部へ行く人などがいました。
Q. 就職と迷ったら?
これは悩みます。
ただ、外部の大学院に進学するなら迷っている猶予もそこまでありません。
自分の中で期限を決めて就活してみたり、身近な人に相談してみましょう。
私は、就活を中途半端にして、結局しっくりこなかったので進学することにしました!
3年秋 TOEICなどの英語試験の勉強、専門科目の勉強を開始、必要書類の確認
やること
- TOEICなど、英語試験の勉強開始
- 専門科目の勉強開始
- 必要書類の確認
この時期からTOEIC等の英語試験、専門科目の勉強を開始しましょう。
「TOEICやTOEFLが必要かわからない…」
こういう人は自分で調べましょう。
「◯◯大学 大学院入試 募集要項」などで検索すれば、大学の用意したページが見つかるはずです。
募集要項や、試験詳細などの画面、PDFファイルに、どの英語試験のスコアが必要か書いてあるはずです。
また、このタイミングで必要書類の確認もしてきましょう。
スコアシートや成績証明書、志願理由書など、必要な書類が大学ごとに決められており、準備に時間がかかる物もあります。早めに知っておくと、後々楽になります。
※大学や年度により必要書類や、書類の期限は変わるので、必ず公式の募集要項を確認してください
もし、どうしても見つけられなければ、大学の教務などにメールや電話してみるのも手ですが、なるべく自分で探すようにしましょう。
Q. TOEICは何点あればOK?
これは、受験する大学院により異なります。一部の大学ではTOEICを重要視していたり、一定スコアがないと書類審査で落ちるケースもあります。
(あくまで僕の体感ですが、旧帝大なら平均680くらいなイメージです。最低だと600はほしい。しかし、600なくても合格してた友達もいました)
Q. 専門科目とTOEICどっちに重点を置く?
この時期なら、よっぽど専門科目が苦手でだったり、勉強せずとも750点以上取れる等で無い限り、TOEICに時間を割くほうが良いと思います。
4年生に入るとTOEICの勉強をしている時間はなく、なるべく早く良いスコアを準備したいからです。
3年冬 TOEIC受験・スコア準備・進学先決定

やること
- TOEIC受験
- 進学先決定
- 志望理由書、卒研テーマの理解
TOEICを受験して、大学院に提出するスコアシートを獲得しましょう。
また、進学先も第一志望を決定しておくと、4年生でスムーズに対策ができます。
専門科目についてですが、TOEICの受験が終わったら本腰を入れて勉強していきましょう。
最初はわからないことだらけだと思います。ポイントとしては、全ての範囲を一からやり直そうとしないことです。これをしてしまうと、勉強量が多すぎて挫折します。
理解の足りていない部分、頻出部分にフォーカスを当て、勉強するようにしましょう。
また、研究室訪問の連絡をするのも良いでしょう。
※ただ、3月の中頃までは卒業研究発表があるため、教授達は忙しくしています。連絡すること自体は問題ないですが、相手の都合に合わせたメールにしましょう。
また、面接や小論文、志望理由書などを書く必要のある方は、この時期にある程度構想を考えておきましょう。(志望理由など埋められる部分を考えておきましょう。)
4年春 オープンキャンパス・大学院説明会、研究室訪問、面接対策、小論文対策、出願

やること
- オープンキャンパス・大学院説明会に参加
- 研究室訪問
- 面接対策
- 小論文対策
- 出願
さて、ここが一番忙しいです。
まず、オープンキャンパスや大学院進学の説明会が大学院で行われるので、それに行きましょう。
「◯◯大学 大学院 入試説明会」などで検索すれば、情報が出てきます。
また、研究室訪問を行いましょう。第一志望の研究室にアポを取り、研究室に訪問します。
研究室訪問でみるべきポイントをまとめた記事です▼
オープンキャンパスや研究室訪問は、大学院生活の雰囲気を知ることや入試情報を知る上で、非常に重要なイベントになるのでなるべく参加するようにしましょう。(特に、オープンキャンパスは、ほぼ必須で参加すべきです。出願方法の説明があることもあります。)
面接対策、小論文対策も必要な人はここで取組みます。
もっと早くから準備できるならそれに越したことはありませんが、卒研の内容を盛り込む必要があったりするため、遅くなりがちだと思います。
一通り、準備ができたら出願しましょう。
※この時期にまだTOEICしている方は、出願時にスコアが必要になるため、要注意です
4年夏 受験、合格発表
やること
- 受験
- 合格待ち
ここまできたら、やるしかありません。
とにかく、全力を出して試験に挑みましょう。
解けない問題は必ずあります。とにかく一点でも多く取るマインドを準備しておきましょう。
もう4年生の春なんだけど…
「もう4年生の春なんだけど…、まったく準備してなかった」
こういう人もいるかも知れません。
ただ、TOEICの提出期限が間に合う限り、諦めるのは早いです。
僕自身もそうですが、ギリギリで対策しても合格できることはあります。
僕以外にも、5月から準備して合格した人なども知っています。
とにかく、面接が必要なら面接対策、専門科目の試験なら専門科目の勉強をガチってください。
まとめ
今回は、大学院入試のスケジュールをまとめました。
最後まで諦めないことがなにより重要です
- 準備は3年生の夏頃から始めるのがベスト
- TOEICの準備は早めに終わらせる
- 4年に入ると忙しい
- オープンキャンパス、研究室訪問などのイベントに参加する
- 頑張って受験する
- もし、出遅れたらTOEIC後回しで、専門科目の勉強をガチる
コメント