「院試向けのwebサイトとかで、よく研究室訪問って書いてあるけど、なにかわからない…」
「研究室訪問って具体的にどうやるの?」
などなど
院進学に向け、いろいろ情報を集める中で ”研究室訪問” というワードがでてきて、何のことだかよくわからないと思った人がこの記事にたどり着いているのでは?
安心してください。院試のときにしか使わないワードです(笑)
この記事では、院試を目指している皆さんに向けて、研究室訪問の意味、やり方、訪問の際に見るべきポイントについて解説していきます
【この記事でわかること】
- 研究室訪問とはなにか?
- 研究室訪問の重要性
- 研究室訪問のやり方
- 研究室訪問でみるべきポイント
研究室訪問とは?
研究室訪問とは、院進学の前に希望している研究室に訪問することです
自分の行きたい研究室を事前にネットなどで探しておき、メールでアポを取り、訪問する流れになります。
研究室訪問は、基本的に学生個人と希望先研究室の教授の間で行われるため、学生さん自身が機会を作る必要があります。
外部から進学する場合であっても当然、研究室訪問ができます
研究室訪問の重要性
大学院生は学校にいる時間の大半を研究室での研究に使います
そのため、研究室の雰囲気や居心地の良さはとても大切です
研究室のHPから大まかな研究分野や実験機器について知ることができても、研究室の雰囲気や教授の性格、細かい研究内容は実際に足を運んで会話しないとわかりません
現に筆者は、下のような悩みを持った大学院生の先輩や同期を知っています
- 研究室の同期や先輩と仲良くできない
- 研究内容にあまり興味が無い
- 教授の性格が苦手
このような悩みを少しでも減らすために、研究室訪問をしっかり行いましょう!
研究室方法のやり方
研究室訪問は大きく次の3つのステップで行います
- 行きたい研究室を探す
- 研究室にアポを取る
- 訪問する
それぞれ見ていきましょう
行きたい研究室を探す
まず、自分の興味のある分野、研究内容、入りたい会社、やりたい仕事を考えてみて大学院で研究したいことを決めましょう。
次に、自分で決めた研究ができそうな研究室を探しましょう。大学院生活のほとんどを、この研究室で過ごすことになります
コアな研究であれば研究名をそのまま検索してみたらヒットするかも知れませんし、研究が盛んな分野であれば、通ってみたい大学院の中から関連した研究を行っている研究室があるか調べてみるとよいでしょう。
教授にアポを取る

希望する大学院と研究室が決まったら、その研究室の教授に研究室訪問のアポを取り付けましょう。
准教授がいる場合であっても、教授にメールするようにしましょう。
アポの取り方は、基本的にメールで良いです。
メールアドレスは研究室のHP内に載っています
メールの書き方がわからない人のために、メール例文を載せておきます
【メール例文】
件名:大学院進学の研究室訪問について
宛先:〇〇先生
お忙しいところ失礼します
私は、〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年生の〇〇(名前)といいます
現在、大学院進学を考えており、〇〇先生の〇〇の研究に興味をもっています
そこで、〇〇先生の研究室に研究室訪問したいと考えているのですが、ご都合のよろしい時間をご教示いただけますでしょうか。
お返事お待ちしております。
〇〇大学〇〇学部〇〇学科〇年生の〇〇(名前)e-mail:メールアドレス
研究室訪問する
教授と日時の調整ができたら、研究室訪問しましょう
研究室訪問に行き、教授や研究室メンバーと話すだけでも十分研究室の雰囲気をつかむことはできます。しかし、事前に質問したいことや確認したいことを考えておくと、より有意義なものにできます
研究室訪問の前に、確認したいことや質問を考えておきましょう
研究室訪問で見るべきポイント
研究室訪問で見るべきポイントは、いろいろありますが、下の2つが特に重要です
- 研究室の雰囲気
- 詳細な研究内容
<研究室の雰囲気>
大学院生になると、ほとんどの時間を研究室で過ごします。そのため、研究室の人間関係や教授との相性はしっかり見る必要があります。
他にも、就職活動に対する考え方や研究テーマのもらい方も研究室によって異なるので、こだわりのある人は雰囲気から感じ取ったり、聞けそうであれば聞いてみましょう。
<詳細な研究内容>
研究室での研究は一つの分野の中でも、さらに細かいものになります。
HPには大まかな研究分野について書かれていますが、研究室訪問の時に研究内容について聞いてみることで、より詳細なことまで知れるでしょう。
そして、その研究が自身の今後のキャリアに繋がるのか、興味を持って取り組めそうな研究なのか、を考えましょう。
まとめ
今回は、研究室訪問について解説しました
- 研究室訪問とは、院進学の前に希望している研究室に訪問すること
- 大学院生活は研究室で過ごす時間が多いから、雰囲気を知ることは大切
- 行きたい研究室を探し、メールでアポを取り研究室訪問する
- 訪問の際は、研究室の雰囲気、詳細な研究内容をみる
事前準備をしっかりした上で、研究室訪問しましょう!
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